リーナ・キソーができるまで1

皇帝陛下になる前の話その1。この話には児童虐待の描写があるので、苦手な人向けにあらすじを用意しています。

注意
この話には、児童虐待(育児放棄)の描写が含まれます。
苦手な方向けにあらすじを用意しましたので、とりあえずあらすじだけ読みたいという方は「あらすじを読む」を押してください。
気にならないよという方は、次のページに飛んでください。

キソー領葵ヶ原の西端にあるヤク沙原(さはら)で生まれ育ったサギィ・スナメリには、前世の記憶があった。その前世とほとんど変わらないような環境で育ったのだが、唯一、前世で婚約者だった最愛の幼馴染には会えずにいた。
しかしある時、父ヨスィと共に領を統治するキソー家に行くことになり、そこで最愛の幼馴染の父親にそっくりな龍、ソーニと対面する。挨拶が終わった後に、子どもは外で遊んでこいと放り出され、サギィは周囲を散策することにした。
その散策先で、最愛の幼馴染である吏穏(りおん)に出会えたが、彼女は地下深くの暗闇に閉じ込められている状態だった。
3歳児程度の姿の彼女の惨状に憤りを覚えたサギィは、やってきたソーニ相手に猛抗議をし、そこに父ヨスィもどういうことかと問いただした結果、吏穏は素喰い(もとぐい)というありとあらゆるものから魔力を吸い上げる体質で、その体質のせいで本来は生まれたらすぐに殺さないといけないのだという。すぐに母親から取り上げたものの、しかし結局我が子可愛さに殺すことができずにこうして地下深くに封印していた。
話し合った結果、この世界での名前をもらえれば自分でどうにかできるかもしれないという吏穏に、では略式の名付けの儀式を行おうということに。
名付けの儀式をおこなった結果、リーナという名になった彼女の異変、リーナの母親カノンの暴走はあったものの、ひとまず五人で今後のことを話し合うことまではできた。
その後、キソー家親子の関係の執り成しをしつつ、なんとかリーナが魔力制御ができるようになった頃、リーナから今後も気安い関係でいたいから番候補、つまり婚約者になってくれと頼まれ、サギィはそれを承諾することにしたのだった。

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