シリーズ:器物噂怪

 陰陽雑記に云ふ。 器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑かす、これを付喪神と号すと云へり
(付喪神記より)

昔の書物で『付喪神記』ってのがあるそう(インターネット情報)なんですが、そこで以下のように書いてるそうです。
「陰陽雑記に云ふ。 器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心を誑かす、これを付喪神と号すと云へり」
これを基に、このシリーズの中では、
「百年くらい人に使われ続けてきた、或いは形状を保っている器物に精霊・魂などが宿り、ある程度以上の意思を持つもの」
を付喪神とします。
形状を保っているものというのは、百年後も制作当時に意図されたものと同じ使い方ができる、されるものってのが大事かなあと思ったので、そういう条件入れました。
昔見た小説やら漫画やらでも、本体の器物が破損すると付喪神が消えるってのがあった気がする、ので、その辺の影響を受けてるかもしれないことは認めます。
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というのが当初書いてあった説明書き。要するに、付喪神をテーマにした短編集です。
確か大学生くらいの頃に書いてたもの。
コンセプトは好きなので、今後増える、かも。